勝手な電子工作・・

勝手なオリジナル電子工作に関する記事を書きます

ガイガーカウンター

クワッドGMTレコーダー

前に書いたデユアルGMTレコーダーの続編です。前回の基板を改善し同じものを作ろうとしましたが、ふと気づき、ここではそれを使ってクワッドにしてみました。 カウントが倍になるので、例えば僅か10秒でも大きな乱れなく検出できるのではないかと期待。ちな…

自作器テストのための身近な放射線源8種

この記事では身近で揃えやすいテスト用線源の例を簡単にご紹介することにします。 自作ガイガーカウンターやガンマ線スペクトロメーターなどの調整に、適切な線源が欠かせません。ご存じの方も多いかと思いますが、カリウム40、セシウム137/134、ウラン235、…

デュアルGMTレコーダー

2本のGMTを独立させてカウントする線量計です。 またまた線量計の工作ですみませんが、いくつか特別に調べたいことがあり本機の製作をだいぶ前から考えていました。毎日少しずつ時間をかけて早く作り終えていたのですが、確実な動作を行わせる調整が必要とな…

Arduinoでの自作ガイガーカウンター解説-#7 新作品

2つのGMT(SI-22G)での測定結果比較 SI-22Gで精密に測る方法を考えていました。この年末年始休みを使って新作を作り、ガンマ線の測定をしてみました。手始めに普通の環境で。 今回は感度の高いガンマ線用GM管であるSI-22Gを使いました。長さが215mm、直径が1…

Arduinoでの自作ガイガーカウンター解説-#6実装

s ケースに収容したところ パーツのうち、注意が必要なのはTM1637ディスプレイです。 まず、同じ4桁ディスプレイでも、クロック表示用(真ん中にコロンがあるもの)と、各桁にドットがあるもの、あるいは両方あるものがあります。とはいえ、7セグメントLED…

Arduinoでの自作ガイガーカウンター解説-#5プログラム

ブレッドボードでの試作にプログラミングします 構想が固まったらプログラムをデザインします。 ガイガーカウンターにまつわるところはプログラミングする前によく考えます。GMTの仕様の指定方法ですが、1回目の記事に書いたキャリブレーションのポイントP,Q…

Arduinoでの自作ガイガーカウンター解説-#4 信号をArduinoで直接扱えるか?

SBM-20の信号 上はエミッターフォロワーから出る典型的な信号ですが、GM管が検知するガンマ線やβ線のエネルギー(eV)などによって信号の長さが少し変わります。GM管の種類と個体差やカップリングコンデンサーの値などによっても違いますから、絶対にとり…

Arduinoでの自作ガイガーカウンター解説-#3 GM管からの信号取出し

SBM-20信号の多数回記録 前回#2でGM管からの信号取出し部の回路について触れましたので、今回はどのような信号が取り出せるのかをいっきに説明することにします。 信号の取出し部は次のようにしています。 図でRはGM管に合う適切な抵抗で、今回説明するGM…

Arduinoでの自作ガイガーカウンター解説-#2GMTへの電源

SBM20を使い30カウントの場合のCPMと平滑化したCPM SI-22Gを使い150カウントの場合のCPMと平滑化したCPM 安定した計数には変動の少ない電源が必要です。ここで解説するガイガーカウンターからのアウトプット例は上のようなものです。上側のグラフは、たくさ…

Arduinoでの自作ガイガーカウンター解説

放射線をカウントし、時刻と共にマイクロSDカードに記録します。 2011年にガイガーカウンター各種を自作された電子工作の愛好者は多いでしょう。当時はArduino環境が出回る前のため、PICやAVRなどを使って作りました。筆者もその一人で様々な機能の装置を作…