この年末は結構忙しいところへ、趣味で使うメインPCの交換を始めてしまったため時間がひっ迫。こうなると記事はパスしようかと思いましたが、ほんの小さな工作をしたのでそれを書きます。月に1回は出さないと。。
デスクトップPCは机の下の左右にあるのですが、左のPCがメインでディスプレイは左と中央を使用中。このメインPCをSSD搭載のより高速大容量の新型に入れ替えているところです。ところが使用しているソフトの種類が多いために、期間をかけて順次移行する必要があります。
そのため、右のPCのディスプレイを新PCと共有しながら(切り替えながら)時々作業を行います。右側のキーボーのうち手前が新PCのもの。キーボードはそれでいいですし、ディスプレイは切り替えが可能ですが、困るのは外付けスピーカー。ボーカロイドソフトなども使うため、左右のPCとも結構大きいのを使っています。移行中はとりあえず小さなスピーカーをとも考えましたが、それでも置き場がひっ迫。まてよ、スピーカーも右のPCと共有すればよいか、と気づきました。
回路は次のようにしますが、最近の音声の出し方にはディジタルもあるため共有で問題なしといえず、念のためにR1~R4を入れます。殆どの場合は必要ないかと思いますが。
アンプの入力インピーダンスは10KΩですので、Rは1KΩなら影響なしで2つのPC出力間に2KΩが念のために入ることになります。
さて、これを少しでも短時間できちんと作りたいわけです。そのため、PCのライン出力のステレオプラグ2個の半田付けを省略するため出来合いの不要なステレオコードをカット。アンプ側の雌ジャックは過去に適当に部品取りしてあったものを流用。
基板はカットしながら使うのが最速のやりかたと思います。
結局30分で次ができました。テスターで確認してOKです。しかし、最終的にこれをケースに入れる必要があります。
裏から見ると次です。
基板の配線を拡大すると次。バタバタと作ったので汚い配線ですね^^;
ホットメルトで固め、ケースとしてビニールシートを巻いて出来上がり。これで結構頑丈になります。
ジャック側に少しつけたホットメルトが固まれば輪ゴムをはずしてよいのですが、このままでOKとしました。PCの後ろ側にあるので恰好は気にしないわけで。写真撮影含めて、全部で40分ほどでスピーカーの共有作業が完了してホッと一息。これで記事はすぐ書けました。
さて、これだけですとあまり参考になりませんので、チョコっと速く作る便利ツールをご紹介します。
まずこのような用途に使う汎用基板は、蛇の目基板よりも次のパターンのものが配線が少なく最適です。ストライプ基板でもよいですが、それだとパターンカットが少し要り、最短時間にはならないですね。
基板を何で切るかといえば、一番速いのはミニバンドソー。数秒で好きなようにカットできますし、部品をはんだ付けした後などでもカットが容易です。つけているバンドの種類が一目で分るように品番を貼っています。また、カットの手元にごく簡単なLED照明(百均)をおいてます。
金属も問題なく切れます(電話機だって切断できます)が、相手が金属の場合は切削油をつけます。そうしないとバンドの寿命に影響します。
なお、蛇の目基板と上記の基板以外にも次のようなパターンを時間短縮のために使っていますが、似たような急ぐ用途によっては、写真中央のストライプ基板をカットして使うことがとても多いです。基板の余りはいくら小さくとも保管しておくと、それがいつも役立ちますね。
以上、速く作る方法のご参考になれば幸いです。
ところで、継続しているArduino地震計は本番機へと少しずつ取組中ですが、SRAM取り外し時の機器本体の揺れを防ぐために、スイッチに赤外線信号を使うかと考え中。できると分かったら途端に取り組みが遅くなっている典型^^; もう少し進んだら続きを書きます。そちらは気の長い話ですが、この記事は正反対の、気の短い話でした。
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